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欲だけが肥大した

  • 3月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月13日


【 感情について 】


からからに

乾いた心が


ひとり

立っていた



撫でられたことも

さすされたことも

抱きしめられたことも


慈しみを

知る由のない





からからに

飢えていて


みえる

すべてが


羨ましくて


みえる

すべてが


疎ましい


ひねた心が

肥大して


欲だけの存在

そういう状態





傷つける

言葉も


優しい

言葉も


見境なしに



ただ

受けた傷を


反射している



浴びた

言葉を


ただ

吐き出す



自分の傷を

受けた何かを

確かめるように


自分が何を

されたかを


ただ

理解するために





心が

傷んで


口から

泥を吐く


匂いは

酷くて


自分では

気が付かずに


人を遠ざけた





心が叫ぶ



名前を

憎んだことがある?



体を粗末に

感じたことが

あるのか?



全てが

どうでもいい



その心すら

嘲笑ったことが

あんのか?



心は叫ぶ


受けた傷を

確かめるように






心が渇望し


飢えている



気持ちがからっぽで


表情がない



からからに

なって


欲だけが

肥大する


そんな状態




大人も

自分が

被害者と


言い訳するなら

こどもは誰も

頼れない



自分もそうだったと

転嫁する大人だけなら


この世は

一層

救われない





会ったことない

まだ知らないその


心をいま

感じる



その名前が

その体が

その心が


本当は

生きたいこと


本当は

大切に

されたいこと



その願いを

受けとる


その叫びをいま

わたしは

受けとる





痛みを

感じないよう


苦しみを

蓋するよう


そんなふうに

生きてきた


その命を

慈しむ




吹き出した

その心を


遠くから

じっといま

感じてる




諦めないよう

見捨てないよう


いま遠くから

じっと

感じる



心の叫びを

感じる













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© saori wakabayashi

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