かわいそう
- 3月21日
- 読了時間: 3分
更新日:4月6日
【 同情と慈悲の話 】
過去の
自分が
かわいそう
そんな風に
思う時期が
あった
可愛いと
言われてこなかったから
容姿でなく
存在を
慈しまれた
愛されてきた
その感覚が
とても乏しい

そして今
その感情を
構造で
捉え直す
観察者として
これが
かわいそうの
正体だと
今の心で
理解して
今の階層で
捉えてみた
かわいそうな
自分なら
安全地帯へ
居られる
安心できる
環境を
自ら作ろうとする
そんな状態
もし自分が
かわいそうな存在なら
他の人から
大切にしてもらえる
その実感を
得られる
病気なら
いたわってもらえる
怪我したら
心配してもらえる
弱い自分なら
これ以上
傷つけられることがなくなる
だれかを
かわいそうと
思えるのは
過去の
自分を投影して
愛してあげたい
そう願うから
優しさと
自己憐憫
その両極がある

わたしは
幼い頃から
観察する
癖があった
状況
心理
行動
人のそれらに
とても
関心が
あった
大人に対して
無意識に矛盾を
指摘したり
矛盾が
理解できずに
塞ぎ込んだり
扱いづらい
そんな子
だったかもしれない
常に感じ
常に思考
そういう
こどもだった

自己の
未熟を
受容している
そんな
大人は
つき合いやすかった
自己の未熟を
受容できない
そんな大人は
人を軽んじ
トゲトゲして
いちいち
人を傷つける
そんな風に
感じてた
大人は強く賢い
そんな前提でいたから
幼い頃の
わたしは
良い大人
嫌な大人
そう感じて
扱った

放デイにいくと
感受性の
高い子が
本当に多い
感情に
葛藤している姿
それを見ると
愛おしさ
慈しみ
尊敬
そんな感覚になる
一生懸命
輝いている
必死に
生きている
そう見えた
とても愛おしかった

感受性の
高い子は
とても
疲れやすい
自分の感情に
全力で向き合う
その性質からだろう
興奮した
彼らを
落ち着かせる
方法を
支援者は
いくつも思案する
彼らの特性に
合わせて
背中をさする
話をきく
外へいく
個室にいく
体を動かす
黙ってそばにいる
歌う
演奏する
あらゆる方法で
落ち着きを与える

あるとき
特性がある子をみて
かわいそうと
言う大人がいた
わたしは驚いて
ギョッとしながら
その人の顔をみた
その大人は
本気で言っている
そんな様子だった
一生懸命
輝いている
彼らを
かわいそうと
表現する
その理由を
わたしは
知りたかった

人は
自分を
相手に写すもの
-
その言葉は
その人のもの
-
かわいそう
そう言った人は
自分自身を
子どもに
投影していたの
かもしれない
自身の傷が
癒えない間は
人は他者の中に
自分の傷を見い出し
そこへ反応する
そういう段階
この世は安全地帯が少ない
だから人は
かわいそうと
定義づけて
安全地帯を
作ろうとするのかと
今なら思う


