かどげきどう
- 7月11日
- 読了時間: 2分
更新日:3 日前
【 特性のこと 】
かどげきどう
過度激動は
刺激に
対して
強く感じ
深く
反応する
そういう
心理的
特性のこと
生まれ持った
神経学的な特性だ

きっと
世の中の
表現者や
研究者に
多くある特性
に違いない
私が出会った
個性的で可愛い
こども達の中に
多くみた
シャツの縫い目や
タグが不快な子
気圧で調子が
ひどく悪くなる子
強い好奇心と
強い行動力で
物知りな子
こう書いてみると
なんとも愛らしい
特性だと思う

けれど
当事者からすると
不快は
まるで
生き地獄のようで
中断は
人生の終わり
ほどに落ち込み
美しさは
一体となって
自己のものとなり
絶対的な価値観が中心にあり
好奇心や
探究心は
とめどない
周囲と合わせきるのが
とても困難で苦痛
心中は大忙しなのだ
ずっと隠してきたのだが
私の中にも
この大忙しな
特性が存在する
人生最期まで
かどげきどう、と
共に生きる予定だ
他人を
生きたことが
ないから
皆こんなものだと思っていたし
今でも
皆きっと
同じではないか
と、疑ってしまう
表には出さずに
みんな隠している
だけなのだ、と
「生きにくそうだね」
そう言われるまでは

生きやすい
そんな人生など
あるものか
この現実世界で
私はとても
生きやすい
人生でした
などと
のたまいながら
終末を迎える人は
人生のほとんどの事を
すっかりさっぱり
忘れてしまったとしか
思えない
この世は
誰にとっても
多くの不快があって
困難がある
生きやすくて
心地よいもの
なんかであるものか、と
不貞腐れたように
どこか達観したように
感じる自分がいる
なぜならこの世は
感覚過敏にとっては
ほぼ生き地獄だからだ

蛍光灯の光
太陽光の痛み
満員電車の熱気
人の呼気
淀んだ匂い
店のアナウンス
サイレンや
選挙カー
垂れ流される
殺意や戦争
腐敗した仕組みと
伝染する人々の悪意
これらを
不快と感じないのなら
きっと痛みを
麻痺させなくては
ならない生育歴や
家庭の事情や何かが
あったのだろうと
とても偏りながら
思いを巡らせる
こうして
想像を膨らませてしまうのも
その特性の持ち味で
周囲からは
とても大袈裟だったり
思い詰めているように
見えてしまうのかもしれない
しかし
自己探求は
面白いもので
愛をもって
視座を変えると
生き地獄もわるくない
生きやすいとは
全く思わないけれど
決して悪くない
それは
この特性と
同じ宝をもつ
愛おしい同胞が
この世に
たくさんいるから
自分だけじゃない
と確信できたから


